不思議な時間〜Wの不倫なんですが〜

10年後に復活した彼とのお話です。すぐに復活したい人にはお薦めできませんが…こんな事もあります。

再会7

暖さんは僻地(笑)に

帰らないといけないので

終電を調べた。


あと3時間位だった。

ビミョーな時間😶


りり、今日は会ってくれて

本当にありがとう。

と、暖さんが言う。


私は…


暖さんからメールをもらって

積極的に会いたいと言われても

正直ピンと来なかった。


だから、顔を見て…

自分がどういう気持ちになるのか

確認したいし知りたかった。


今、暖さんと一緒に居て

やっぱり好きだとかは、無い。


けど何故か

まだ帰って欲しくない。


前はそういう事言えなかった。

今なら言える。


「暖さんが帰りたいなら

 帰ろっか…」


「帰りたくないよ。


「じゃあもう少し飲む?」


「りりに、触れたい。

 もっと近くで」


「わかるけど

 私…本当に10年以上ナイから

 多分できないと思う」


「僕も同じだ。

 全くわからない。」


全くわからないのに

昔と変わらず

押す所は押す暖さんに、

思わず笑ってしまった。


私がもし試すなら…

確かに暖さんしか居ない。


やっぱりこうなったか。


でも私は自分の身体が

今どうなってるのか不安で

店を出て歩きながら、

ずーーっと暖さんに


「本当にわかんないからね

 無理だと思うよ…」


って訴えてた。